【Superglide レビュー】滑る「はずだった」ガラス製マウスソールを使用して。PTFE100%と比較し違いを紹介!

ゲーミングデバイス

ゲームでマウスを使い続けると、マウス本体は正常に動作していてもマウスソールの劣化により、以前よりも滑らなくなり引っ掛かりを感じたりする事があります。マウス本体の性能も重要ですが、マウスソール1つでプレイスタイルやエイム感度にも大きく影響するとても大事な物です。今回は、人気上昇中のPulsar Gaming Gearsのガラス製マウスソール「Superglide」を紹介します。

「Superglide」はこんなマウスソール!
  • 強化ガラスで、独特な操作感が特徴
  • 劣化や耐久性に高く、永久的に使用できる
  • エッジ加工で、引っ掛かりを軽減
  • 滑りが環境やマウスパッドの影響を受けやすい

「Superglide」のスペック

同梱物

  • ソール
  • 取扱説明書
  • シール

素材:ガラス製

Superglideの1番の特徴は「ガラス製」です。アルミノケイ酸ガラス製を採用している、強化ガラスとなっています。

耐久性・劣化

強化ガラスは劣化や耐久性に高く、ほぼ永久的に使用できます。この「ほぼ」に付いてですが、ガラスは、経年劣化せずに割れるまで使用できるのが最大の特徴の1つです。そのような事から、小さな傷や割れるまでは、永久的に使用する事が出来ます。異物が一切ない、柔らかいマウスパッド上での使用であれば、強化ガラスのため突然割れるような事はありません。

エッジ加工

エッジ(角)が滑らかに削れている形状をしています。この形状により、マウスを振った際、マウスパッドに対しての引っ掛かりを大幅に軽減してくれます。滑りが悪くなったりするなど、プレイに影響を与えず、思いのままにマウスを振ることが出来ます。このエッジ加工は、柔らかい布製マウスパッドなどで効果を発揮させます。

実際使用して

滑りの変化を感じる

装着直後はPTFEよりも滑る印象がありましたが、1週間後には滑らなくなりました。

マウスパッドで滑らせても、マウスの操作に重さや摩擦を感じるようになりました。

Superglideを装着したG PRO Wirelessは、使用していない場合は、乾燥ボックスで保管していました。上記の検証動画の撮影環境は、Superglideとマウスパッドの湿気を取り、環境に左右されないよう天候と湿度計も考慮し、別日でも検証しています。また、マウスパッドの劣化も考慮し、いくつかの新品のマウスパッドを使用しています。

滑らなくなった原因:推測

Superglideを使用しているユーザーに聞き、調べてみると、自分と同じように感じるユーザーのレビューがあり、滑りに変化が起きた大まかな理由が分かりました。

疎油性コーティング

Confirming Pulsar Superglide mousefeet slowdown dramatically after a week of use.
byu/_jmacc_ inMousepadReview

他のユーザーの意見では、「疎油性コーティングがされているのでは?」と言う意見もあります。疎油性コーティングとは、スマートフォンなどで使用されており、液晶画面を保護し、液体など汚れが付いても、滑らかに拭き落とすことが出来ます。しかし、疎油性コーティングは時間経過と共に劣化し、すり減っていきます。

推測ではありますが、疎油性コーティングなど、表面に何らかのコーティングがされており、時間の経過とともに劣化し、「滑り」に影響しているのではないかと思います。

湿度・静電気の影響

マウスパッドは、湿気が少ないほど、本来の性能をします。しかしSuperglideは、湿気が多いほど滑り静電気により止まりやすくなるようです。

湿気に強いマウスパッドと湿気を求めるSuperglideでは、相性が悪いです。湿気がない状態でプレイすると、マウスパッドを引きずるように動きません。

サイズの問題

今回使用したのは、G PRO Wirelessです。G PRO SuperlightにSuperglideを装着してのレビューが目立ちますが、一部のG PRO Superlightユーザーからは、「サイズの問題では?」という意見もありました。実際にG PRO Superlightの上部のマウスソールは大きく、G PRO Wirelessの方が小さいです。一概にサイズの差とは言い切れませんが、 可能性としては起こりうることです。

「Superglide」のデメリット

Superglideは、従来のPTFE製マウスソールに比べて表面の硬度が高く、一週間程使用すると、摩擦係数が高く、マウスパッドの劣化を速めてしまう可能性があります。マウスパッドの素材や種類にもよりますが、基本的な布製マウスパッドの繊維に対して、ガラスで強い抵抗を与えているためです。実際に長期間使用して見ないと分かりませんが、PTFE製に比べて劣化しダメージが付きやすくなると推測しています。エッジ加工でなめらからな入りをしているので、サイドで削ってマウスパッドに穴が開く事は考え難いです。

PTFEから「Superglide」に交換する必要はあるのか?

Superglideは、HyperglideやCorepadなどのPTFE製マウスソールとは別物で、性能に大きな違いがあります。

HyperglideからCorepadなど、同素材のマウスソールであれば、滑りなどに大きな差はなく、扱いやすいです。

しかし、Superglideのガラス製では、PTFEと比べ滑りに大きな違いがあり、慣れるまでに一定期間必要となります。また、環境の影響を受けやすく、徐々に滑りが落ちていく事もあります。そのような面では、コントロールに困難を強いられることになります。

まとめ

今回は、Pulsar Gaming Gearsのガラス製マウスソール「Superglide」を紹介しまいした。数週間で、ここまで滑りに違いが出るとは思いませんでした。個人的にこの滑りの違いは、良くも悪くもと言った印象です。初めは、滑りすぎてコントロールに困難を強いられていた半面、滑りにくくなるとコントロールはしやすくなり、手に馴染むようにも感じました。しかし、今以上に滑らなくなるとマウスパッドの表面を劣化させてしまう心配もあります。もう少し使用してみて、何か変化がありましたら、改めて報告させていただきます。

他にも様々なデバイスを紹介していますので、少しでも参考になれば幸いです。

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