最近では多くのメーカーがマウスを販売しており、その中には後継機モデルやサイズ違いのモデルなど、どちらも欲しいと思えてしまう製品が多く存在します。それぞれのマウスには特徴があり、サイズ1つで、プレイヤーのパフォーマンスを大きく左右させます。今回は、現在人気上昇中の「Pulsar Gaming Gears」の「Xlite シリーズ」のゲーミングマウスである、「Pulsar Xlite V2 Wireless」と「Pulsar Xlite V2 Mini Wireless」を比較し、手のサイズや持ち方、ゲームごとに比較し最適なマウス選びをご紹介します。
目次
「Xlite シリーズ」のゲーミングマウスとは?
Xliteゲーミングマウスは、「Pulsar Gaming Gears」から発売されている超軽量マウスです。有線接続のXlite Gaming Mouseを始めとし、Xlite Wireless, Xlite V2 Wireless, Xlite V2 Mini Wirelessなど、どの新製品も販売すれば数分で即売り切れ、高い人気とコストパフォーマンスを誇るゲーミングマウスとなっています。
徹底比較|「Xlite V2 Wireless」と「Xlite V2 Mini Wireless」
Xlite V2 Wireless | Xlite V2 Mini Wireless | |
形状 | エルゴノミクス | 小さめ |
重量 | 59g | 55g |
キースイッチ | Kailh GM 8.0 | Kailh GM 8.0 |
センサー | PixArt : PAW3370 | PixArt : PAW3370 |
最大連続時間 | 70時間 | 70時間 |
USBタイプ | Type-C | Type-C |
ケーブル | パラコード | パラコード |
保証期間 | 2年間 | 2年間 |
より詳細情報はこちらで確認出来ます。
比較:共通スペック
・キースイッチ : Kailh GM 8.0
「Xlite V2 Wireless」と「Xlite V2 Mini Wireless」のキースイッチには、Kailh GM 8.0スイッチを搭載しています。Kailh GM 8.0スイッチは軽い押し心地で、しっかりとしたクリック感がある事が特徴です。これにより、左右のクリックは素早く軽い力で押すことが出来ます。
左サイドには大きめのボタンが搭載されており、親指より少し上の位置に搭載されており、ゲームでのとっさの判断でも素早く押すことが出来ます。下には掴む・持つスペースが十分にあり、誤操作での押し間違いなどの心配はありません。
サイドボタンの押し心地やサイズ感は、ZOWIE EC-2を思い出させます。
・センサー : PixArt PAW3370
「Xlite V2 Wireless」と「Xlite V2 Mini Wireless」のセンサーは、PixArt社の最新PAW3370センサーが搭載されており、繊細な動作が可能となります。最高20,000DPIまで設定する事ができ、最高速度は400IPS、1000hz / 1msのポーリングレートに対応しています。
・TypeCケーブル
「Xlite V2 Wireless」と「Xlite V2 Mini Wireless」は、TypeCを採用しており、付属のTypeCケーブルは、柔らかいパラコードケーブルとなっています。パラコードケーブルの中では少し硬めで、開封直後は、少し癖があります。反対側に曲げ使い続けていくうちに、癖は徐々に消えていきます。このくらい柔らかいパラコードケーブルであれば、有線接続でも使う事が出来ます。
満充電時の最大連続動作は70時間です。
・2年間の保証
Pulsar Gaming Gearsのマウスには、2年間の保証・30日間の返品無料サービスがあり、万が一の故障や不具合でもサポートサービスを受ける事が出来ます。「買ったばかりなのに、壊れて使い物にならない・無駄金になってしまった」などの悲しい事態になる心配は、必要ありません。
保証規定に関する詳細の内容は、こちらからご確認いただけます。
比較:サイズ
※左:Xlite V2 Wireless. 右:Xlite V2 Mini Wireless
「Xlite V2 Wireless」と「Xlite V2 Mini Wireless」の最も大きな違いはサイズです。
「Xlite V2 Wireless」はEC-2と似たようなサイズ・形状で、「Xlite V2 Mini Wireless」は全体的に一回り小さくしたマウスです。ハニカム構造(穴)、マウスホール、サイドボタン、マウスソールのサイズは同じです。
比較:重量
「Xlite V2 Wireless」は59g、「Xlite V2 Mini Wireless」は55gです。この4gの差を大きいと感じるのは、ユーザーによって異なりますが、手に大きな負荷が掛かるなど、劇的な違いはありません。
比較:持ち方別
今回のサイズ感や持ち方をレビューするに当たり、手の大きさは下記に記載されている、日本人の平均の大きさとします。
手の大きさ | 手長 | 手幅 | 手囲 |
---|---|---|---|
男性平均 | 183mm | 83mm | 202mm |
女性平均 | 169mm | 74mm | 179mm |
引用:河内まき子、2012:AIST日本人の手の寸法データ。
・かぶせ持ち
※左(1枚目) : Xlite V2 Wireless
※右(2枚目) : Xlite V2 Mini Wireless
「Xlite V2 Wireless」と「Xlite V2 Mini Wireless」はエルゴノミクスデザインにより、かぶせ持ちが1番手にフィット感をえることができます。マウスの重心を安定させ、しっかりとホールドする事が出来ます。「Xlite V2」では、マウス全体を指が覆いかぶせているため、楽な力でマウスを操作する事が出来ます。「Xlite V2 Mini」は、女性などの手のサイズが小さい方にオススメです。しかし、男性の手のサイズでは左右のクリックボタンが、指先の前にはみ出てしまうため、指の腹でしっかりとしたクリックを行う事は難しいと感じます。また、無理に指をクリック・サイドボタンが押しやすい位置にすると、手の腹が浮いてしまいグリップ力に欠けます
・つかみ持ち
※左(1枚目) : Xlite V2 Wireless
※右(2枚目) : Xlite V2 Mini Wireless
かぶせ持ちに比べ、素早くクリックする事が出来ます。右サイドのカーブした形状で、小指や薬指でしっかりとしたグリップ力もあり、手のひら(腹)でマウスを全体的にホールドする事が出来ます。指を立てる事で、自分の手のサイズに合った持ち方が出来る事も特徴です。しかし、「Xlite V2 Mini」では男性の手のサイズの場合、薬指や小指の行き場を無く感じ、右前のハニカム構造の穴が当たってしまい、グリップ力に欠ける部分があります。
・つまみ持ち
※左(1枚目) : Xlite V2 Wireless
※右(2枚目) : Xlite V2 Mini Wireless
つまみ持ちは、指先でエイムの微調整を行う事が出来ます。指先に力が入りやすく、安定してマウスを握る事ができます。また、自分に合うポジションを探すことで、快適にマウスを使用する事が出来ます。「Xlite V2」では右側のカーブした形状により、指先に力が入りづらく、持ちにくく感じます。「Xlite V2 Mini」は小さめなので、中心に力を入れやすく感じます。
まとめ:持ち方別
Xlite V2 Wireless | Xlite V2 Mini Wireless | |
かぶせ持ち | ○ | × |
つかみ持ち | 〇 | △ |
つまみ持ち | △ | 〇 |
もちやすさを比較した結果は、この様になりました。基本的なゲーミングマウスが大きいと感じる、手のサイズが小さい「かぶせ持ち」や「つかみ持ち」のユーザーには、「Xlite V2 Mini Wireless」は十分なホールド感を得れ、快適に使用することが出来ます。
グリップテープでグリップ力アップ⇗
どうしても指が滑って、指先に力が入らないようでしたらグリップテープの装着をオススメします。高品質のポリウレタン素材で、より指に力を入れやすく、マウスへのホールド感を強める事が出来ます。
まとめ
今回は、「Xlite V2 Wireless」と「Xlite V2 Mini Wireless」の比較を行いました。「Xlite V2 Mini Wireless」は、「Xlite V2 Wireless」を一回り小さくしたマウスとなっています。また、サイズや重量以外のスペックは同じのため、マウスの持ち方や自分の手のサイズによって、快適に操作できるマウスを選ぶ事が出来ます。どちらのマウスも使用していますが、特にセンサー飛びやチャタリングは無く、マウスを激しく振っても特に問題無いです。どちらも1万円を切ったコストパフォーマンスが高く、現在も在庫切れが続いている人気ゲーミングマウスとなっています。もし気になりましたら、一度試してはいかがでしょうか?
他にも様々なデバイスを紹介していますので、少しでも参考になれば幸いです。
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