【Pulsar ES2 4mm レビュー】滑りと止めのメリハリを付けた、人気のコントロール系マウスパッド。

ゲーミングデバイス

「Pulsar Gaming Gear」のESシリーズは、「ES1」と「ES2」の2種類のマウスパッドがあり、その中でも厚さ3mmと4mmの2種類から選ぶ事ができます。今回は、優しい指触りの表面が特徴的な、コントロール系マウスパッド「Pulsar ES2 4mm」を紹介します。

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「Pulsar ES2 4mm」はこんなマウスパッド!
  • 初動は重いものの、後から素早い滑り出し
  • 反発力が強い厚さ4mmのクッションで止めやすい
  • 滑りと止めの切り替えが行いやすい
  • 水を弾く程の撥水性があり、ある程度の湿気に対応
  • ズレない超高密度の吸盤構造を採用

Pulsar ES2 3mm」については、下記で詳しく紹介しています。

執筆者のプロフィール

  • CS2
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  • Fortnite
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  • VALORANT

FPSを中心に、幅広いPCゲームを10年以上プレイしています。大会に出場する程ゲームが好きで、現在熱中しているVALORANTのランクはイモータルです。
現役のプレイヤー目線で、ユーザーのお悩みをサポートします!

Pulsar Gaming Gearとは?

優れたデバイスをより高いコストパフォーマンスで提供することを目的に、2020年に設立されたesportsギアブランドの「Pulsar Gaming Gear」。創業者及び創業メンバーは、10年以上ゲーミングデバイス業界に身を置き、高い技術を持っているエキスパートです。どの製品も高性能で画期的なデザインを施しており、高品質でお手頃な価格で、誰もが手に取りやすく満足できる製品となっています。そのため、世界中の多くのユーザーに愛され、現在は世界大会でトッププロ選手が使用する程、高い信頼と支持を得ている、注目すべきブランドの1つとなっています。

「Pulsar ES2 4mm」の特徴

素材サイズ490×420mm
タイプコントロール系厚さ4mm
耐久性ソールラバー

・性能|コントロール系

「Pulsar ES2 4mm」は、コントロール系のマウスパッドに分類されます。表面は引っ掛かりなど癖がない、ツルツルとした優しい指触りです。

マウスを振った際、最初の1歩となる初動の滑り出しは重く感じるもの、滑り出したらマウスを思うがままに快適に滑らすことができます。マウスを止める際は、上から押し付けることで、マウスパッドの繊維1つ1つの強い引っ掛かりが強調され、適度な摩擦で止めることができます。

軽い滑りと表面の適度な止める性能から、癖がなく扱いやすいマウスパッドになっています。

・硬度|クッション性

「Pulsar ES2 4mm」の厚みは、4mmです。多くのコントロール系マウスパッドの厚みは、3.5~4mm程度となっており、こちらの製品も一般的な厚みとなります。

クッション性は、反発力が強く硬いスポンジを採用しています。マウスを押し込めば、中間層まで沈み込み、力を抜くとスポンジの反発力でマウスが押し戻されます。

マウスを上から押し付けた際は、表面の引っ掛かりに加え、クッションがマウスソール全体を覆うように包み込んでくれるため、マウスを上から押し付け、沈ませて止める事にも適しています。

・2種類のサイズ

サイズ横(cm)縦(cm)
L4233
XL4942

「Pulsar ES2 4mm」のサイズは、2種類から選ぶ事が出来ます。どちらのサイズもFPSなどをプレイする上では、十分なサイズとなっています。机のスペースや自身のマウス感度、プレイスタイルから適切なサイズを選びましょう。

サイズ選びのポイント|迷った方へ
L:ハイセンシ(振り向き:13cm以下程度)の方には十分なサイズです。振り向き18cmを超えてくると、ゲームによっては厳しいと感じます。
XL:ローセンシ(振り向き:30cm以下/40cm程度)の方でも余裕を持ってマウスを振れます。定まった感度が無い方迷っている方にオススメです。

・究極のソール(裏面)

※画像をクリックすると拡大化されます。

「Pulsar ES2 4mm」のソールは、超高密度メモリーセルポリウレタン素材を使用した、吸盤構造になっています。超高密度の構造により、マウスパッドと机の間にできる空気を極限まで抜き、机に張り付く程強い粘着性があります。

吸盤構造のため、机にテープを貼り付けたような、ベタベタするような粘着性ではありません。

強引にマウスを振っても絶対にズレる事がない、マウスパッドのソールとしては最も優れていると言っても過言ではない、常識を覆す究極な防滑性能を備えています。

使用し始めは、付ける際と剥がす際に静電気を放つため、ホコリが付きやすいと感じました。

・湿気の影響

「Pulsar ES2 4mm」の表面に水滴と霧吹きを掛けた場合の撥水性と、湿度を上げた場合の滑りのテストを行いました。

軽い霧吹きは、完璧と言って良い程水分を弾き飛ばしてくれました。これだけ弾き飛ばしていれば、手でも簡単に払い落とすことができます。

大粒の水滴では、水滴を滑らせることができる程の撥水性がありました。大量の水分を垂らした場合、ある程度の水分は付着しますが、20分程度風通しが良い場所で乾かすと、跡がなくなり完璧に乾きます。

水滴を滑らすほどの高い撥水性があり、ある程度の湿気であれば快適に使用できます。一方で、強い雨の日など非常に湿気が多い環境下では、表面に若干のべた付きを感じ、マウスの操作が少し重く感じます。表面のべた付きはアームカバーを使用することで改善できます。

・耐久性と劣化

「Pulsar ES2 4mm」の耐久性に関しては、現在販売開始から約2カ月間(1日2.5~5時間)使用しましたが、短期間での滑りやクッション性の違いは、実際の使用で感じられる変化はありませんでした

表面の汚れの付きやすさに関しては、一般的な布製マウスパッドよりも付きにくく感じました。おそらく、表面の撥水性によって手の皮脂汚れなどが最小限に抑えられるためだと思われます。

ホコリが付いてしまた場合も、1度コロコロ(スローリング・カーペットクリーナー)を使用することで、簡単に取り除くことができます。

また、毎回使用する度に付けて剥がしていましたが、裏面のソールの粘着力が弱まることはありませんでした

以上の点から、耐久性が高いとされますが短期間での考察であるため、引き続き使用し耐久性と劣化を調査して行きます。

外見・デザイン

・梱包

「Pulsar ES2 4mm」は、巻癖が付かないよう、平らに梱包されています。筒状とは違い、開封した際に伸ばす必要がなく、取り出して直ぐ使用できます。

・外見

※写真:Pulsar ES2 4mm XL
※画像をクリックすると拡大化されます。

表面

※画像をクリックすると拡大化されます。

ブラックで統一されているシンプルなデザインです。ロゴやテキストの縦幅も小さく、プレイに支障をきたすことはないため、安心して使用できます。

裏面

※画像をクリックすると拡大化されます。

先ほどもお伝えした通り、「Pulsar ES2 4mm」の裏面は吸盤構造のラバータイプのソールになっています。

・エッジ

※画像をクリックすると拡大化されます。

「Pulsar ES2 4mm」にはエッジの加工が施されています。このエッジ加工により、マウスパッドの解れを防止することができます。エッジの幅は3mmで、厚さも均一になっているため、手首の違和感などはなく、プレイに支障をきたしません。

使用感

 

「Pulsar ES2 4mm」は、初動は重いものの、その後は一定した素早い滑り出します。止める性能は程よくあるものの、ツルツルとした表面で引っ掛かりが非常に少ないため、コントロール系としての表面のみで止める性能は、十分ではないと感じました。

しかし、マウスをマウスパッドに押し付けるストッピングでは、反発力が強い厚さ4mmのクッションにより、表面の引っ掛かりが増し、クッションのホールド力で、しっかりと止める(ストッピング)性能を感じることができます。滑りよりも止める性能が優れていることから、ミリ単位の繊細なエイムが要求されるシーン(VALORANTやCS:GOなど)で、十分な効果を発揮してくれました。

特にマウスを上からマウスパッドに押し付け、沈み込ませて止めるユーザーは快適に使用できます。また、力を軽く抜いた際にはクッションの反発力で緩やかに戻されるため、ターゲットを素早く切り替える、エイムの切り返しもより行いやすくなっています。

個人的には今後も使用し続けたい感じる、非常に扱いやすく好みのマウスパッドです。

付ける際・剥がす際の注意点

「Pulsar ES2 4mm」の裏面のソールは、超高密度のメモリーセルポリウレタン素材を使用した吸盤構造となっており、強力な粘着力があります。そのためマウスパッドを付ける際と剥がす際に注意が必要です。

まず、十分なスペースがある設置場所を確保し、設置場所のホコリや汚れを取り除き綺麗にします。凹凸がある部分では、マウスパッドの歪みの原因とります。

※画像をクリックすると拡大化されます。

箱から取り出すと、薄いプラスチックの上にマウスパッドが貼り付けれらています。端からゆっくりと剥がします。

机に付ける際は、空気が入り込まないように端から徐々に付けていきます。

「Pulsar ES2 4mm」と「Artisan 零 SOFT BLACK」|徹底比較

今回の比較対象は、「Artisan 零 SOFT BLACK」という、使用ユーザーが多くプロ選手からも高い支持を受けているマウスパッドを使用します。私個人としても、非常に気に入っているマウスパッドの1つであるため、その違いをより詳しくお伝えします。

Pulsar ES2 4mmArtisan 零 SOFT BLACK
素材
厚さ4mm4mm
タイプコントロール系コントロール系

・滑りとストッピング性能

「Pulsar ES2 4mm」と「Artisan 零 SOFT BLACK」の滑りとストッピング性能を比較しました。

「Pulsar ES2 4mm」の表面は滑らかで、ツルツルとした指触りが特徴です。最初の滑り出しは重く感じるものの、その後は一定の速度を保ち快適に滑り出します。

「Artisan 零 SOFT BLACK」の表面も滑らかではありますが、「Pulsar ES2」と比べた際には多少のザラツキを感じます。軽い滑り出しが特徴で、滑りと止めのメリハリが求められるプレイスタイルに適しています。

「Pulsar ES2 4mm」と「Artisan 零 SOFT BLACK」の滑りを直接的に比べた際は、ユーザーの使用シーンや好みによって変化しますが、「Pulsar ES2 4mm」の方が少し初動が重く感じました。

・クッション性

「Artisan 零 SOFT BLACK」の厚みは、「Pulsar ES2 4mm」と同じ4mmです。

「Pulsar ES2 4mm」のクッション性は、程よく柔らかく強い反発力があり、マウスを押し込めば中間層まで沈み込み、力を抜けば反発力で押し戻されます。

「Artisan 零 SOFT BLACK」のクッション性は柔らかく程よい反発力があり、マウスを押し込めば、直ぐに底面まで沈み込みます。

2つのクッション性を比較した場合は、「Artisan 零 SOFT BLACK」の方が柔らかいです。押し込んで止める性能は、「Artisan 零 SOFT BLACK」が深くまで沈み込み、止めやすく感じます。反発力が強い「Pulsar ES2 4mm」は一定した滑りの速さに優れているように感じます。

「Pulsar ES2 4mm」の良い点と改善点

良い点

  • 引っ掛かりのないスムーズな滑り
  • 厚さ4mmの反発力が強いクッションで押し込みも最適
  • 強い粘着性のソールを採用
  • 水を弾く撥水性と耐久性
  • コントロール系として幅広いユーザーが扱いやすい

初動は重く感じるもの、滑り始めると一定の速い速度で滑り続けます。反発力が強い厚さ4mmのクッションで、マウスを上から押し付けることで、急な止め(ストッピング)でもマウス全体をピタリと止めることができます。

十分な撥水性があり、湿気に強く環境に左右されにくい、マウスパッド本来の性能を発揮しやすいのもメリットの1つです。

コントロール系の中でも表面は滑りやすく、クッションに押し付けて止める性能を向上させるマウスパッドで、滑りと止めの切り替えが可能のため、幅広いユーザーが扱いやすいと感じる操作感です。

改善点

  • 付け剥がしの際の静電気が凄い

箱から取り出し、薄いプラスチックから剥がす際、裏面ソールから静電気が放たれます。

静電気が発生することで埃が付きやすいとされますが、裏面のソールは粘着性に優れているため、ズレることはないです。また、PTFEのマウスソールでは使用に支障をきたさないため、静電気はデメリットには感じません

まとめ

「Pulsar ES2 4mm」は、初動が重いものの、滑り出すと一定の速度で快適に滑り出します。厚さ4mmの反発力が強いクッションは、中間層まで沈み込み、しっかりとしたマウスの止め(ストッピング)性能を感じられます。力を抜いた際には反発力でマウスが押し戻されるため、瞬時にターゲットの切り替えを行えます。また、湿気に強く劣化や耐久性に優れていると感じられるため、ユーザーの環境に左右されにくく、常に「Pulsar ES2 4mm」の本来の性能を発揮してくれます。滑りと止めのメリハリがしっかりとしており、マウスをマウスパッドに押し込んで止めるユーザーには、非常にオススメできる製品となっています。

滑りと止めのメリハリがあり、環境に左右されにくく幅広いユーザーが扱いやすいコントロール系マウスパッド「Pulsar ES2 4mm」、気になる方は是非一度使用してみてください。

この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

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