【ZYGEN NP-01 レビュー】他にあるようでない形状、持てば誰もが虜に。どの持ち方でもフィットしてしまうマウス

ゲーミングデバイス

多くのマウスの種類があり、形状、重量、性能、無線、プレイヤーによって重視する点はことなり、最も自分の手にフィットするマウスを使用することで、パフォーマンスを最大限まで発揮する事が出来ます。今回は、シンプルなのに他にはない形状が特徴的なゲーミングマウス、「VAXEE」から販売されている「ZYGEN NP-01」を紹介します。

ZYGEN NP-01
VAXEE
「ZYGEN NP-01」はこんなマウス!
  • 形状は左右非対称で、後方は緩やかなふくらみ
  • 様々な持ち方に対応しており、フィット感を得れる
  • 高性能なセンサーとスイッチを搭載した、優れた性能
  • 世界中のプロ選手が愛用し、高い信頼と支持を得ている

VAXEEとは?

ゲーマーなら誰もが一度は聞いた事はあるだろう「BenQ ZOWIE」の創設者らが、新たに設立したゲーミングデバイスブランドVAXEE。どの製品も一級品、人気が絶えないメーカーとなっています。その中でも「ZYGEN NP-01」は、世界最大級のEsportsである「Counter-Strike」シリーズのレジェンド、Noppo氏と共同開発をしたゲーミングマウスとなります。発売当初は販売開始6分で完売するほどの注目を集めており、気が付けば完売している人気製品となっています。

「ZYGEN NP-01」のスペック

本体重量70g形状左右対称
接続方式有線ケーブルパラコード
スイッチHuano 60gセンサーPixArt PMW3389

同封物

  • マウス本体
  • 取り扱い説明書

外見・デザイン

「ZYGEN NP-01」の形状は、右手専用の左右非対称です。どの持ち方でもしっかりとしたフィット感を味わう事が出来ます。

カラーは、ホワイトを主体とし、サイドボタンやホイールはブラックで、全体的にシンプルで引き締まったカラーデザインとなっています。他にもブラックイエローピンクなど計4種類のカラーバリエーションで、お好みのカラーのマウスを使用する事が出来ます。

メインボタン・サイドボタン・ホイール

メインボタン

「ZYGEN NP-01」のメインボタンの指触りは、全体的な表面素材とは違い、ざらつきがある表面となっています。このざらつきにより、手汗で指先が滑るなどグリップ力の心配は無く、軽い力で指先のポジションを保てます。スイッチにはHuano 60gを搭載しており、軽い押し心地でスイッチ感を感じにくく、静かなクリック音が特徴的です。「ZYGEN NP-01」のメインボタンの押し心地は、他のゲーミングマウスと比べても軽い部類となります。

サイドボタン

「ZYGEN NP-01」のサイドボタンの指触りは、全体的な表面素材とは違い、光沢感があるツルツルとした指触りです。しっかりと飛び出している細長いボタンで、とっさの状況でも素早く押せます。また、サイドボタンの下には、約1.7cm程の掴む・持つスペースがあり、誤操作の心配はありません。

サイドボタンのクリック感は、メインクリックに比べるとやや硬く、短いストロークで、しっかりとしたスイッチ感があります。

ホイール

「ZYGEN NP-01」のホイールは、光学式24ノッチホイールを採用しています。軽い回し心地で、ラバー独特のカチカチとした強いノッチ感があります。1個1個のスクロール感覚が指先に伝わり回しやすいです。しかし、マウスホイールを高回転で頻繁に使用するシーンでは向いていません。最初の回し心地の印象として、ZOWIEのゲーミングマウス(EC-2やS2)のホイールの感覚を思い出させました。

マウスホイールのクリックは、通常よりも少し長いストロークで深いため、押し込みには若干の力が必要です。瞬時の判断では押しにくく、重要なキー割り当てを行うには不向きな様に感じました。

センサー・DPI

「ZYGEN NP-01」のセンサーは、PixArt社のPMW3389センサーが搭載しています。PMW3389は高性能センサーで、微細なマウス操作を正確に認識してくれます。

裏面の3つのボタンからは、DPI、ポーリングレート、クリック応答速度の変更を行えます。

DPIは400/800/1600/3200の4段階、ポーリングレートは125/500/1000hzの3段階、クリック応答速度は2/4/8msの3段階で調整が可能です。

マウスソール

「ZYGEN NP-01」のマウスソールは、PTFE100%を使用し、厚さ0.45mmで快適な滑りを行えます。しかし、エッジ加工は甘く感じるため、厚みのあるマウスパッドでは引っ掛かりを感じるユーザーもいるかもしれません。

「ZYGEN NP-01」のマウスソールは、EsportstigerやCorepadで取り扱っています。

滑りよりも止めやすい、コントロール性能を重視したいユーザーには、下記の製品がオススメです。

ケーブル

「ZYGEN NP-01」のケーブルは、柔らかいパラコードケーブルを採用しています。

開封直後は芯があり、折れて癖になっている部分を反対側に曲げるなど、数週間使用することで、大きな曲がり癖は消えていきます。このパラコードケーブルは、軽くて柔らかいため、ケーブルに対する大きなストレスは感じにくいです。

また、ケーブルの付け根部分は斜め上に向いており、マウスバンジーを使用することで、マウスパッドとの摩擦を大幅に軽減してくれます。

有線マウスに抵抗感を持っているユーザでも、その概念がくつがえされるほど、ケーブルの存在が気になりません。

持ち方:実際使用して

「ZYGEN NP-01」の持ちやすさとフィット感をレビューするに当たり、手の大きさは下記に記載されている、日本人の平均サイズとします。

手の大きさ手長手幅手囲
男性平均183mm83mm202mm
女性平均169mm74mm179mm

引用:河内まき子、2012:AIST日本人の手の寸法データ。

持ち方

かぶせ持ち

「ZYGEN NP-01」のかぶせ持ちは、快適に使用できます。

左側のへこみと右側のふくらみで指先に力が入りやすく、マウスをしっかりとホールドできます。リラックスした状態でマウスを操作でき、後部の形状によりメインクリックの感触が指先に感覚が伝わりやすく、ミリ単位の微調整のエイムがしやすく感じました。

1つ欠点を上げるとするならば、手のサイズが平均より大きいユーザーや、マウスを前方寄りに持つユーザーは、親指のスペースが物足りなく感じ、メインクリック部分では指を伸ばすとはみ出してしまいます。

つかみ持ち

「ZYGEN NP-01」のつかみ持ちは、快適に使用できます。

後ろのふくらみが手の腹にフィットし、手の腹だけでもマウス全体のしっかりとしたホールド感を得れます。さらに親指、薬指、小指の3本が加わることで、手の全体を使った高い精度の操作を行えます。メインクリック部分もストレス無くクリックする事ができ、指先に力を入れやすく、指の立て方によって手の腹のホールド感を調整できます。

つまみ持ち

「ZYGEN NP-01」のつまみ持ちは、快適に使用できます。

左右非対称ではつまみ持ちは厳しいように感じますが、「ZYGEN NP-01」のふくらみは後方部分だけのため、前方部分は左右対称とさほど変わらないため、つまみ持ちでも違和感なく持てます。前方や後方寄りに持つのにも優れており、幅広いユーザーの持つポジションにフィットします。

あのプロ選手達も使用

「ZYGEN NP-01」は優れた操作性と性能から、VALORANT、CS:GO、APEX Legendsなど、世界中の幅広いゲームタイトルのトッププロ選手が愛用しています。

2021年に行われた世界大会「VALORANT CHAMPIONS TOUR (VCT)」で、ZETA DIVISION所属のLaz選手が「ZYGEN NP-01」を使用したことで、更に注目を浴びました。

まとめ

「ZYGEN NP-01」は、前方が左右対称と変わらず、後方は緩やかなふくらみでフィット感を増してくれる形状で、一度握ってしまえば癖になってしまいます。表面はマット加工で心地よい指触りで、クリック部分はざらつきのある素材で、指先でより精度が高いエイムを行えます。センサーはPMW3389を搭載されており、ソフト不要で裏面のボタンからDPI、ポーリングレート、クリック応答速度を変更できます。スイッチは非常に軽い押し心地のHuano 60gを搭載しています。また、パラコードケーブルを採用し、付け根にも拘り操作性と性能を重視した、傑作品のマウスとなっています。

どの持ち方でも快適に使える、プロも愛用する人気マウス「ZYGEN NP-01」、気になる方は是非一度使用してみてください。

この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

ZYGEN NP-01
VAXEE

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