【Pulsar ES1 レビュー】新世代のハイブリッドマウスパッド。程よい滑りと適度な止め性能、細部まで拘った一級品。

ゲーミングデバイス

「Pulsar Gaming Gear」のESシリーズは、「ES1」と「ES2」の2種類のマウスパッドがあります。今回は独特なテクスチャが特徴的な、コントロール系マウスパッド「Pulsar ES1」を紹介します。

この記事は、Pulsar Gaming Gears様から商品を提供していただき作成しています。

一切の忖度無しで素直にレビューを致します。

「Pulsar ES1」はこんなマウスパッド!
  • 軽い力でスムーズに滑り、適度なストッピング性能
  • アムンゼン生地のザラザラとした指触り
  • ズレない、超高密度の吸盤構造を採用
  • 撥水性があり、湿気や劣化に強い
執筆者のプロフィール

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FPSを中心に、幅広いPCゲームを10年以上プレイしています。大会に出場する程ゲームが好きで、現在熱中しているVALORANTのランクはイモータルです。
現役のプレイヤー目線で、ユーザーのお悩みをサポートします!

Pulsar Gaming Gearとは?

優れたデバイスをより高いコストパフォーマンスで提供することを目的に、2020年に設立されたesportsギアブランドの「Pulsar Gaming Gear」。創業者及び創業メンバーは、10年以上ゲーミングデバイス業界に身を置き、高い技術を持っているエキスパートです。どの製品も高性能で画期的なデザインを施しており、高品質でお手頃な価格で、誰もが手に取りやすく満足できる製品となっています。そのため、世界中の多くのユーザーに愛され、現在は世界大会でトッププロ選手が使用する程、高い信頼と支持を得ている、注目すべきブランドの1つとなっています。

「Pulsar ES1」の特徴

素材サイズ490×420mm
タイプコントロール系厚さ3mm
耐久性ソールラバー

・性能|コントロール系

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※2枚目:拡大した表面

「Pulsar ES1」は、コントロール系のマウスパッドに分類されます。表面はアムンゼン生地を採用しており、若干の引っ掛かりがある、ザラザラとした指触りが特徴です。

マウスを振った際の初動は軽く、マウスの滑りは指触りで感じたイメージとは違い、素早く滑ります。マウスを止める際も、程よく止まり、表面の引っ掛かりでマウスの滑りを抑え込んでくれます。

「Pulsar ES1」は、コントロール系のマウスパッドに部類されますが、程よく滑り適度に止まる性能から、コントロール系の中でも程なくバランス系に近いマウスパッドに感じました。使用するユーザーやマウスソールによっては、バランス系と感じることもあります。

・硬度|クッション性

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「Pulsar ES1」の厚みは、3mmです。多くのコントロール系マウスパッドの厚みは、3.5~4mm程度、バランス系マウスパッドでは3mm程度となっており、どちらかと言えばバランス系よりの厚みです。

クッション性は、反発力が弱いスポンジを採用しています。マウスを押し込めば、直ぐに底面まで沈み込ませることができ、マウスを優しく包み込んでくれます。

マウスパッドの厚みとクッション性から、少し力が入ってマウスをマウスパッドに押し付けてしまう場面でも、滑りや止まる性能が変化しにくいです。しかしその反面、マウスを沈み込ませて止めるには、厚みに物足りなさを感じます。

・2種類のサイズ

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「Pulsar ES1」のサイズは、2種類から選ぶ事が出来ます。どちらのサイズもFPSなどをする上では、十分なサイズとなっています。机のスペースや自身のマウス感度、プレイスタイルから適切なサイズを選びましょう。

サイズ横(cm)縦(cm
L4233
XL4942
サイズ選びのポイント|迷った方へ
L:ハイセンシ(振り向き:13cm以下程度)の方には十分なサイズです。振り向き18cmを超えてくると、ゲームによっては厳しいと感じます。
XL:ローセンシ(振り向き:30cm以下/40cm程度)の方でも余裕を持ってマウスを振れます。定まった感度が無い方迷っている方にオススメです。

究極のソール(裏面)

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「Pulsar ES1」のソールは、超高密度メモリーセルポリウレタン素材を使用した、吸盤構造になっています。超高密度の構造により、マウスパッドと机の間にできる空気を極限まで抜き、机に張り付く程強い粘着性があります。

机にテープを貼り付けたような、ベタベタするような粘着性ではありません。

強引にマウスを振っても絶対にズレる事がない、マウスパッドのソールとしては最も優れていると言っても過言ではない、常識を覆す究極な防滑性能を備えています。

・湿気に強い

「Pulsar ES1」の表面に水滴と霧吹きを掛けた場合の撥水性と、湿度を上げた場合の滑りのテストを行いました。

 

軽い霧吹き程度であれば、水を弾き飛ばし手で払いとることができます。

 

しかし、大粒の水滴の場合は、ある程度の水分を弾き飛ばし、僅かな水分はマウスパッドの表面に残り跡ができます。20分程度風通しが良い場所で乾かすと、跡がなくなり乾きます。

湿度を上げた場合も、滑りや引っ掛かりに大きな変化がなく、ある程度の水を弾く性質から、湿気や汗の影響を受けにくいと感じました。湿気に悩んでいるユーザーでも快適に使用できます。

・耐久性と劣化

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「Pulsar ES1」の耐久性に関しては、約2ヶ月間(1日2.5~5時間)使用しましたが、滑りやクッション性の違いは、実際の使用で感じられる変化はありませんでした

表面の汚れの付きやすさに関しては、一般的な布製マウスパッドと比べると、皮脂汚れなどが付きにくいと感じました。表面にホコリが付いてしまた場合も、1度コロコロ(スローリング・カーペットクリーナー)を使用することで、簡単に取り除くことができます。

また、毎回使用する度に付けて剥がしていましたが、裏面のソールの粘着力が弱まることはありませんでした

外見・デザイン

・梱包

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「Pulsar ES1」は、巻癖が付かないよう、平らに梱包されています。筒状とは違い、開封した際に伸ばす必要がなく、取り出して直ぐ使用できます。

・外見

※写真:Pulsar ES1 XL
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表面

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ブラックで統一されているシンプルなデザインです。ロゴやテキストの縦幅も小さく、プレイに支障をきたすことはないため、安心して使用できます。

裏面

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先ほどもお伝えした通り、「Pulsar ES1」の裏面は吸盤構造のラバータイプのソールになっています。

・エッジ

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「Pulsar ES1」にはエッジの加工が施されています。このエッジ加工により、マウスパッドの解れを防止することができます。エッジの幅は3mmで、段差や厚さも均一されているため、手首の違和感などはなく、プレイに支障をきたしません。

使用感

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「Pulsar ES1」は、初動は程よく軽く、ある程度の止める性能を兼ね備えています。コントロール系の中でも程なくバランス系に近い性能で、コントロール系とバランス系の中間を求めているユーザーには、最適な選択肢と言えます。

3mmの柔らかいクッションのため、マウスを押し付けることでマウスソール部分を優しく包み込んでくれ、止める性能が向上します。大雑把な操作ではマウスを素早く振り滑らすことができ、ミリ単位の繊細なエイムが要求されるシーンでは、マウスを押し込む事で調整を行いやすくすることができます。しかし、深く押し付けるストッピングには物足りなさを感じます。

滑りと止めの性能、湿気や劣化の耐久性から、幅広いゲームタイトルで快適に使用できると感じました。ユーザーによっては、アムンゼン生地のザラザラとした肌触りが気になるため、アームカバーを使用することで改善されます。

付ける際・剥がす際の注意点

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「Pulsar ES1」は、超高密度メモリーセルポリウレタン素材を使用した吸盤構造となっており、強力な粘着力があります。そのためマウスパッドを付ける際と剥がす際に注意が必要です。

まず、十分なスペースがある設置場所を確保し、設置場所のホコリや汚れを取り除き綺麗にします。凹凸がある部分では、マウスパッドの歪みの原因とります。

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箱から取り出すと、薄いプラスチックの上にマウスパッドが貼り付けれらています。端からゆっくりと剥がします。

机に付ける際は、空気が入り込まないように端から徐々に付けていきます。

「Pulsar ES1」と「Artisan 零」|徹底比較

今回の比較対象は、「Artisan 零」という、使用ユーザーが多くプロ選手からも高い支持を受けているマウスパッドを使用します。私個人としても、非常に気に入っているマウスパッドの1つであるため、その違いをより詳しくお伝えします。

・滑りとストッピング性能

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「Pulsar ES1」と「Artisan 零 MID」の滑りとストッピング性能を比較しました。

「Pulsar ES1」の表面は柔らかく滑らかで、独特なテクスチャが特徴です。滑り出しは少ない摩擦で適度に保ち、押し込んだ際には抵抗力があります。そのためバランスが取れた操作性が得られます。

「Artisan 零 MID」の表面は非常に滑らかで、程よい滑り出しが特徴です。滑りと止めのメリハリが求められるプレイスタイルに適しています。

「Pulsar ES1」と「Artisan 零 MID」の滑りを直接的に比べた際は、ユーザーの使用シーンや好みによって変化しますが、滑りは同等レベルで、止めの性能は「Pulsar ES1」の方が若干優れていると感じました。

・クッション性

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「Artisan 零 MID」の厚みは「Pulsar ES1」と同じ3mmです。クッション性は、どちらも柔らかく非常に似ています。押し込んだ際に加わるストッピング性能は、「Pulsar ES1」のザラザラとした指触りがより強く感じ取られ、「Artisan 零 MID」に比べ優れていると感じました。

「Artisan 零 」には3種類の硬度があります。「Artisan 零 MID」に対しより強いストッピング性能を求めているユーザーには、「Artisan 零 SOFT/XSFOT」などより厚みがある物を選ぶことで、快適に使用できます。

「Pulsar ES1」の良い点と改善点

良い点

  • 軽い滑りと程よい止め
  • 押し込みでコントロール性能の調整
  • 強い粘着性のソールを採用
  • 湿気や劣化など高い耐久性
  • 幅広いゲームタイトルで活躍

力を抜いた際は、初動から少ない摩擦で軽い滑り出しが可能です。力を入れてマウスを止める際は、表面のザラザラとした独特なテクスチャで、マウスを止める事ができます。また、マウスパッドに押し込む事で、引っ掛かりが強まりより止めやすくなります。ソールの粘着性が非常に優れているため、激しいマウス操作でも安心してプレイできます。

湿気や劣化などに強い高い耐久性があるため、環境に左右されにくく、マウスパッド本来の性能を発揮しやすいのもメリットの1つです。

軽い滑りと程よい止め、深くまでマウスが沈まない厚みで、素早い滑りから繊細なエイムまで対応できるため、幅広いゲームタイトルで活用できる扱いやすいマウスパッドです。

改善点

  • 選択肢としての厚みを増やす(3.5~4mm)
  • ケミカル臭がある

厚さ3mmだけではなく、3.5~4mmなど厚みを変えるだけでも、使用感が変化し異なった印象を与えます。また、3mmと4mmの「Pulsar ES1」など厚みの選択肢が増える事で、より幅広いユーザーが、ベストなマウスパッドを使用することができると感じました。4mm程度の厚みがあることで、マウスを押し付けて止めるストッピング性能が向上し、マウスパッドがマウスソール全体を包み込み、しっかりとしたホールド感を提供することが期待できます。

開封直後はシンナーのようなケミカル臭があるため、ユーザーによっては気分を害すると感じました。開封してから1週間程度は匂いが気になりますが、使用し続けているうちに徐々に匂いが薄れ、気にならなくなります。

まとめ

「Pulsar ES1」は、少ない摩擦のスムーズな滑りを行え、アムンゼン生地のザラザラとした適度な摩擦で止まる、幅広いシーンでプレイヤーの強みを生かすことができるマウスパッドです。表面は柔らかく、反発力が弱いクッションのため、マウスを押し込むことで止めやすくなり、力を抜けば爽快に滑ります。また、コントロール系の中でも程なくバランス系に近いため、少ない摩擦で引っ掛かりが弱い、コントロール系のマウスパッドを探しているユーザーには、非常に扱いやすく感じると思います。

素早い滑りから繊細なエイムまで幅広く対応しやすい「Pulsar ES1」、気になる方は是非一度使用してみてください。

この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

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