マウスを購入する際、1番重視するのは形状、価格、センサー、スイッチなど言ってしまえばキリがありません。全てに納得いって購入したものの、最も適切なマウスに巡り合う事はなかなか難しいです。そこで今回は、世界的に有名なBenQ・ZOWIEのS2マウスをレビューしていきます。約10ヶ月間使用していました。
ZOWIE S2マウスはこんな方にオススメ!
・左右対称のゲーミングマウス
・センサーを気にしている方
「ZOWIE S2」の特徴
同封物
・マウス本体:82g
・保証書
・取り扱い説明書
・交換用ソール
・ZOWIEシール
形状と大きさ | 左右対称
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形状はシンプルで癖のない左右対称となっており、どの持ち方でもできるオールラウンドなゲーミングマウスとなります。
全体がブラックで包み込まれており、程よいザラツキがあるマット加工が特徴です。ツルツルとした表面素材の場合、持ち方によっては指先が滑り、操作性が非常に悪く安定しません。しかし、このZOWIE S2の加工により快適にマウスが握れ、全体的に高級感ある触り心地になります。
スイッチ | 軽くて浅い押し心地
メインボタン
押し心地は少し浅めで、マウスとしては少し大きいクリック音が特徴的です。反発力も程よく、触れただけで反応する心配はなく、誰でも馴染めるクリック感です。
サイドボタン
しっかりとしたクリック感がありながら、軽く押せるのでとっさの判断でも、素早くクリック出来ます。表面から飛び出ている大きめのボタンでありながらも、下には持つのに十分なスペースがあるので、誤操作でサイドボタンをすることはありません。
ホイール
ホイールは光学式ノッチホイールを採用しており、硬めでラバー独特の回し心地があります。1つ1つのノッチがホイールを回した際に、感覚が指先に伝わりますが、ホイールの全回転を軽い力で行うには不向きです。また、マウスを振った際にスクロールが反応することはなく、FPSゲームでマウスホイールに「ジャンプ」や「武器交換」を割り振っていましたが、瞬時に反応するので非常に扱いやすかったです。
押し込みは深いため力が必要で、とっさの判断では押しにくく、重要なキー割り当てを行うには不向きな様に感じました。これは芯がしっかりしていない、ラバーマウスホイールの欠点でもあります。
センサー
ZOWIE 3360センサーが搭載されており、繊細な動作が可能となります。DPIは400/800/1600/3200の4段階で調整が可能で、マウスの裏で簡単に変更できます。DPIズレ等などのセンサー問題は特にありませんでした。
ケーブルコネクタ
ケーブルとマウスパッドが振れる事を防ぐため、ケーブルコネクターはケーブルが上の方に向いています。上に向いていることにより、激しいプレイでも柔らかいマウスケーブルが邪魔する事がなく、マウスパッドとの摩擦が大幅に軽減され、より快適にプレイ出来ます。これはマウスバンジーと使用する事で、更に効果を実感します。
ケーブル
以前のZOWIE S2では、太くて芯があるラバーケーブルが使用されており、ケーブルが気になってしまう事がありました。しかし、現在のZOWIE S2-Cではパラコードケーブルに変更されました。この細くて柔らかいパラコードケーブルにより、操作性が大きく向上しました。特にマウスバンジーと使用する事により、AIでは無線と認識されるほど、有線とは思えない操作感を味わう事が出来ます。
ZOWIE S2-C
マウスバンジー
持ち方
かぶせ持ち
かぶせ持ちは快適に使用できます。マウス全体を包み込むようにかぶせる事ができ、前後の高さに大きな違いがないため、リラックスした状態で持つことが出来ます。薬指や小指のスペースもあり、指と手のひらでしっかりとマウスをホールド出来ます。
つまみ持ち
つまみ持ちも快適に使用できます。手のひらにしっかりとフィットし、手のひらだけでもしっかりとしたホールド感があります。また、指を立てる事で自分が持ちやすいベストな状態をキープする事が出来ます。しかし、高さが後ろ側にあり、前は特別低いような形状ではないため、前方寄りに握る事は困難に感じます。
つかみ持ち
つかみ持ちも快適に使用できます。中央の両サイドが凹んでいることで、指先に力が入りやすく、親指、薬指、小指の3本だけでも十分に支える事が出来ます。また、手のひらとマウスのトップ部分には十分なスペースがあり、つかみ持ちのメリットでもある、指先での微調整も簡単に行えます。
まとめ
ZOWIE S2はどなたでも扱いやすい、基本を忠実に抑えたシンプルなマウスとなっています。扱いやすい左右対称の形状となっているため、持ち方が特に定まっていない初心者の方でもオススメ出来るゲーミングマウスの1つです。また、ソフトウェアなどの設定が不要で、パソコンに繋げるだけで使用する事が出来る事も扱いやすい点です。APEXやVALORANTのトッププロ選手も使用している ZOWIE S2、もし気になりましたら、一度試してはいかがでしょうか?
他にも様々なデバイスを紹介していますので、少しでも参考になれば幸いです。
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