【NVIDIA : RTX Voice】高性能なノイズキャンセリングの導入方法・使い方:ゲーム通話、配信、会議用途に

PC機器

ゲームで友達と通話している際や、配信中に「雑音が聞こえる・うるさい」と言われることはありませんか?私はキーボード・コントローラーの操作音はもちろん、扇風機の音や外の音がうるさいと言われたことがあります。今回は、そんな雑音を除去してくれる高性能なソノイズキャンセリングソフトウェア、「NVIDIA RTX Voice」を紹介します。

RTX Voiceとは?

RTX Voiceは、通話や配信などにマイクから入ってしまうノイズ(雑音)を除去してくれる、NIVIDIAが提供するソフトです。配信などでは、ノイズを気にする視聴者も多く、ノイズ対策は配信を快適に視聴してもらう環境を作るのにとても重要です。このソフトを使用する事で、特にノイズを気にせず、通話や配信を行う事が出来ます。

どんなノイズを除去してくれる?
・キーボードやコントローラー音
・生活音(扇風機や掃除機音など)
・吐息や鼻息
・外の音など

どのくらいノイズを除去してくれる?

RTX Voiceは、AIで人の声とノイズの判別を行い、人の声をだけを出力してノイズを除去してくれます。

こちらはRTX Voiceの性能検証です。検証では、掃除機の中ではうるさいという批判がある、ダイソンの掃除機を使用しています。動画をご覧の通り、掃除機のノイズが目立ち声が聞き取りにくいですが、RTX Voiceを使用することで掃除機のノイズが除去され、声がクリアに聞こえます。

ここまで大きなノイズでも除去し、声だけをクリアに出力する性能を備えています。

動作要件

NVIDIA公式サイトでは、RTX Voiceの動作要件について下記の通りに記載されています。

動作要件

RTX Voice を使うには、NVIDIA GeForce または Quadro RTX グラフィックス カードが必要です。また、410.18 以降のドライバーと Windows 10 にアップデートする必要があります。

つまり、GeForce RTXシリーズのグラフィックボード、GeForce RTX 2060以降の物が必要になります。

しかし、GeForce GTXシリーズのグラフィックボード(GTX 1660 ti, GTX1080など)でも動作確認がされており、幅広いNVIDIA GeForce グラフィックボードで使用する事が出来ます。

ダウンロード方法:無料

NVIDIA RTX Voice: セットアップ ガイド
NVIDIA のバックグラウンドのノイズ除去をするプラグイン、RTX Voice ベータ版をインストールして利用するためのクイックスタート ガイドです。

RTX Voiceはダウンロード・利用を無料で行う事が出来ます。

1.RTX Voiceをダウンロードします。

NVIDIA RTX VOICE : ダウンロード

2.ダウンロードが完了したらファイルをクリックし、同意をしてインストールを開始します。


3.インストール後はPCの再起動が必要です。

4.再起動後、デスクトップにRTX Voiceのショートカットキーが作成されており、そのショートカットキーをクリックし起動します。

設定方法

RTX Voice設定

ここでは入力・出力やノイズの抑制(ノイズキャンセリンの強度調整)を行います。

Input device:入力デバイス

ここでは使用しているマイクを選択しています。マイクが特に分からない場合は、1つ1つ順番に確認しても構いません。

Noise Suppression (%):ノイズ抑制(ノイズキャンセリングの強度調整)

チェックマークを入れ、ノイズキャンセリングの強度調整を行います。右にするほどノイズキャンセリングの強度が高くなります。お好みで調整出来ますが、基本的には強度は最大で大丈夫です。

Output device:出力デバイス

ここでは使用しているスピーカーやヘッドホンなどを設定します。出力デバイスが特に分からない場合は、1つ1つ順番に確認しても構いません。

Output deviceのノイズキャンセリングは、聞こえる音がノイズ判定されて、本来の音が聞こえにくくなる場合があるので、オフをオススメします。


Outpot deviceは特に必要とすることがなく、設定しなくても大丈夫です。パソコンの本体設定で、使用しているスピーカーやヘッドホンなどに設定します。

Discordの設定

歯車マークから「設定」を開き、「音声・ビデオ」を選択します。入力デバイスを「マイク(NVIDIA RTX Voice)」に設定します。

GeForce Experience・Shadowplayでの設定

ゲーム内オーバーレイから「設定」を開きます。ゲーム内オーバーレイの表示が出来ない方は、GeForce Experienceの右上から設定を開きます。

設定を開いたら、右上の「歯車マーク」から「オーディオ」を選択します。

マイクの「ソース」欄から「NVIDIA RTX Voice」を選択します。

GeForce Experience・Shadowplayでマイクのボリューム調整を行うと、Windowsのマイクシステム設定(マイクのプロパティ)も変わってしまうため、小さくしてしまうとDiscordでの音声なども小さくなってしまいます。
そのため、クリップの自分の声を抑えたい方には、Discordは普段使用しているマイクを、GeForce Experience・ShadowplayにはNVIDIA RTX Voiceを選択し、マイクボリュームを調整する事をオススメします。そうする事でDiscordでの音声の大きさはそのまま、クリップでは自分の音声を小さくしたりすることが出来ます。

OBSの設定

右上のファイルから「設定」を開き、「音声」を選択します。マイク音声を「マイク(NVIDIA RTX Voice)」に設定します。

 

Zoomの設定

設定」を開き、「オーディオ」を選択します。マイクを「マイク(NVIDIA RTX Voice)」に設定します。

実際に使用してみて

昨年はミーティングなどをオンラインで行う事があり、ノイズを除去してくれるRTX Voiceは大変役に立ちました。RTX Voiceをオンにしているからと言って、特にPCの動作が重くなることもなく、ゲーム中もFPSなどの処理速度の変化はありませんでした。

まとめ

今回は、ノイズを除去してくれる便利ソフト「NVIDIA RTX Voice」を紹介しました。幅広い場面で使用する事ができ、超高性能なノイズキャンセリングでありながら、無料で導入する事が出来ます。詳細設定など調整は特にする必要はなく、誰でも簡単に使用できます。是非一度試してみてください!

この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

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