近年のゲーミングキーボードは、ラピッドトリガーや可変アクチュエーションなど高精度な入力技術が普及し、ユーザーのパフォーマンスを最大化する方向へ進化しています。
今回紹介する Logicool G G515 RAPID TKL は、磁気式スイッチ+ラピッドトリガー搭載のロープロファイルキーボード という、今まさにトレンドの要素をすべて押さえた最新モデルです。
- 磁気式スイッチを採用したラピッドトリガー機能を搭載
- 薄型のロープロファイル、テンキーレスでコンパクトな設計
- プロゲーマーも使用する高い信頼性
- ユーザーそれぞれに合わせた調整が可能
- 静音性にも優れた高い完成度
目次
Logicool Gとは?
Logicool G は、世界的なPC周辺機器メーカー Logicool(英:Logitech) が展開するゲーミングデバイスブランドです。eスポーツで活躍するトッププロからのフィードバックを取り入れながら、マウス・キーボード・ヘッドセットなど競技シーン向けの高性能製品 を数多く開発しています。特にFPSプレイヤーからの支持が高く、「高い信頼性」、「万人が扱いやすい操作性」、「堅実な品質」という3点が世界的に評価されており、多くのゲーマーから愛されているブランドです。
Logicool G G515 RAPID TKL の特徴
| 搭載スイッチ | 磁気式 | サイズ | 85% |
| アクチュエーションポイント | 0.1~2.5mm | 配列 | 日本語 |
| 押下圧 | 35g | キーキャップ | PBT樹脂 |
同梱物
- キーボード(本体)
- USB Type-C to USB Type-A ケーブル
磁気式スイッチ | より高精度なラピッドトリガーに対応
Logicool G G515 RAPID TKL は、薄型ロープロファイル設計ながら磁気式スイッチを採用しています。
このスイッチの最大の特徴は、アクチュエーションポイントを 0.1mm~2.5mm まで自由に調整できることです。押し始めのわずかな深さから反応させることができ、自分の操作感に最適化した「超高速入力」を実現できます。
また、対戦ゲームで重要になるSOCD最適化(同時押しの入力制御) にも対応。前後左右の同時入力を正しく処理してくれるため、誤入力が起きにくく、キャラ操作の安定性が大幅に向上します。
サイズ | テンキーレスでコンパクト
Logicool G G515 RAPID TKL は 日本語(JIS)配列のテンキーレスキーボード です。フルサイズより横幅が短く、マウスの可動スペースが確保しやすいため、FPSなどのゲームプレイに適したコンパクト設計となっています。
また、普段使いにも馴染むようにキー配列が工夫されており、ゲームだけでなく作業用キーボードとして併用しやすい点も大きな魅力です。
上部のインジケーターは Logicool Gらしいシンプルなデザインで、視認性も高く、見た目の主張が強すぎないバランスに仕上がっています。
厚さ | 薄いロープロファイルで疲れにくい
Logicool G G515 RAPID TKL は、Logicool Gのゲーミングキーボードとして初めてラピッドトリガー × ロープロファイルを両立したモデルです。
本体の厚さはわずか22mm。薄型デザインにより、キーの高さに手が自然にフィットし、リストレスト不要でも手首への負担が非常に少ない のが大きな魅力です。
一般的な高さのキーボードと比べて指の移動量が少なく、軽い力でキーに触れるだけで入力できるため、高速タイピング・素早いゲーム操作のどちらにも優れた操作感を実現しています。
内部設計 | 打鍵感を生み出す多層構造フォーム
Logicool G G515 RAPID TKL は、打鍵感と静音性を高めるために多層フォーム入りの内部構造が採用されています。
- キーボード内部に複数の吸音フォームを配置
- 金属フレームの共振を抑え、不要なノイズをカット
- 心地良い「軽く・澄んだ」タイピング音を実現
この内部設計により、カチャつきが少なく、指が自然にリズムよく動く「爽快な打鍵感」に仕上がっています。
「薄型キーボード=ペチペチした打鍵音」というイメージを覆すほど完成度が高く、ゲーム・タイピングどちらも快適なハイブリッド仕様になっています。
接続方式 | USB Type-Cで使いやすい
Logicool G G515 RAPID TKL は、USB Type-C 接続 に対応しています。付属の USB Type-C to USB Type-A ケーブルは、適度な硬さと耐久性があり、デスク上で扱いやすい仕様です。
接続ポートは本体の 左上側 に配置。キーボードを斜めに置くユーザーでもケーブルが自然に左上へ流れるため、配線が邪魔にならず、デスク周りをスッキリ使える のも嬉しいポイントです。
PBTキーキャップ
Logicool G G515 RAPID TKL には、高品質なPBTキーキャップが採用されています。
PBT素材は ABS とは異なり、
- 油分に強い(テカりにくい)
- 摩耗に強い
- 印字が消えにくい
- 長期間の使用に向く
といった特徴を持つため、ゲーミングキーボードとの相性が非常に良い素材です。
表面はわずかにマットで、しっとりとしたソフトな指触り。タイピングの際に指が滑りにくく、長時間のプレイでも安定した操作感を維持できます。
また、使用頻度の高い WASDキーのみ明るいグレーでカラー分けされており、ゲーム操作時に視認性が向上。素材や質感は統一されているため、タイピング時に違和感が生じることもありません。
ゴム足 | 高さ調整可能でズレを抑える
Logicool G G515 RAPID TKL の底面には、4か所の大型ゴム足(滑り止め) が配置されています。
本体自体がしっかりした重量を持つため、ゲーム中に腕が当たった程度では動きません。意図して強く押しても、ゴム足が強力に踏ん張るため、キー入力によるズレの心配がほぼない安定性を確保しています。
さらに、背面スタンドを使用することで3段階の角度調整に対応。手首の位置や姿勢に合わせて、最も打鍵しやすい角度にカスタマイズできます。
2年保証 | 万が一でも安心
Logicool G G515 RAPID TKL は、メーカー保証2年間が付帯しており、公式ストアやAmazonで購入した場合も対象になります。
- 初期不良
- 正常使用下での故障
など、保証範囲内であればしっかり対応してもらえます。
また、製品に関する不明点や不具合があれば、Logicool公式の問い合わせページから簡単にサポートを受けられるため、アフターケア体制も非常に充実しています。
長年ゲーミングデバイスを手掛けてきたブランドならではの安心感があり、初めてゲーミングキーボードを購入するユーザーでも不安なく使い始められます。
Logicool G G515 RAPID TKL を実際に使ってわかったこと
ゲームプレイ|操作の俊敏さ・安定性・静音性が圧倒的に優秀
APEX Legends や VALORANT を中心に実際にプレイしたところ、Logicool G G515 RAPID TKL は競技シーンに直結する性能を明確に感じられるゲーミングキーボードでした。
ロープロファイル × ラピッドトリガーで操作が想像以上に俊敏
ロープロファイル構造により、指の移動量が少なく、押し込み始めのわずかな動作がそのまま入力に反映されます。
さらに、磁気式スイッチの強みであるアクチュエーションポイントの細かい調 (0.1mm~2.5mm)を使いこなすことで、
- 反応を浅くして高速化
- 不要なキーはアクチュエーションを深くする or 無効化
というキーごとの操作最適化が簡単に可能。誤操作が起きやすい激しい戦闘シーンでも、誤入力を確実に防げるため、プレイ中のストレスを大幅に減らすことができました。
静音性が高く、ボイスチャットにも理想的
内部フォーム構造の効果で、打鍵音が非常に静かなのも大きなメリットです。DiscordでのVC中もキーの入力音がほとんど乗らないため、仲間に迷惑をかけることなくコミュニケーションが取れます。
- 家族がいる環境
- 深夜のプレイ
- 共同住宅での使用
こういった状況でも使用しやすいゲーミングキーボードです。
VALORANTとの相性が特に優れる理由
VALORANTは、「ストッピング(静止撃ち)」が非常に重要なゲームです。
Logicool G G515 RAPID TKL は
- ロープロファイル (指の移動が最小限)
- ラピッドトリガー (即時キーリセット)
- 静音性 (集中力が途切れない)
という要素が噛み合うため、ストッピングからの射撃が素早く正確に決まるのを体感できました
実際に長時間プレイしてみてもミスタイプが減り、エイムの安定にもつながりやすくVALORANT用ゲーミングキーボードとして非常に相性が良いと言えます。
打鍵感 | 薄型とは思えない安定感とクリスプな反応
Logicool G G515 RAPID TKL の打鍵感は、薄型ロープロファイルとは思えないほど安定したクリスピーなタッチが特徴です。
キーを押した瞬間に「小さなスイッチ感」が指に返り、軽快で気持ちの良い入力が可能。一般的な薄型キーボードにありがちな「ペチペチ感」や「ふにゃっとした感触」はなく、競技シーンを意識ししっかりした打鍵フィードバックがあります。
また、キーのぐらつきが徹底的に抑えられており、横ブレが非常に少ないため、高速タイピング時でも正確な入力がしやすい設計になっています。
打鍵音 | 静かな中音のパチパチ系でVCにも最適
打鍵音は パチパチとした中音域で、ゲーミングキーボードの中でも静音性が高い部類です。
内部の多層フォーム構造のおかげで、不要な金属音や反響音が大きく抑えられており、打鍵音が耳に刺さらない「落ち着いた音」に仕上がっています。
特に効果を感じたのがオンライン通話中。
- Discord
- ZOOM
- ゲーム内VC
いずれの場面でもマイクが打鍵音をほとんど拾わないため、通話相手を不快にさせず、ゲーム・仕事のどちらでも安心して使えます。
「静音性 × ゲーミング性能」を両立させたいユーザーにとって、非常に満足度の高いキーボードです。
仕事・クリエイティブ用途|静音・高速・正確で作業効率が大幅アップ
Logicool G G515 RAPID TKL は、ゲーム用途だけでなく仕事やクリエイティブ作業でも非常に快適に使えるゲーミングキーボードです。
ショートカットの割り当てで作業効率が向上
専用ソフトで各キーにショートカットやマクロを割り当てられるため、Photoshop・Premiere Pro・Excel・VS Code などの操作を最小限の動作で高速化できます。
例えば
- よく使うコピー/貼り付け
- レイヤー操作
- コマンド入力
- アプリ切り替え
などを各キーに割り当てることで、作業スピードが体感で変わるレベルに効率化できます。
ホームポジションがわかりやすく、ブラインドタッチがしやすい
ゲーミングキーボードでは省略されがちなFキー・Jキーのホームポジションマークもしっかり搭載。
そのためブラインドタッチが非常にスムーズで、文章入力を多用する仕事でも安心して使用できます。
静音性が高く、オフィス・自宅どちらでも使いやすい
内部フォームによる吸音構造により、打鍵音は驚くほど静かです。
- オフィスで同僚に気を遣いたくない
- 自宅で深夜作業が多い
- 動画編集や会議中にキーボード音を抑えたい
こういった環境でも、周囲に気を使わず作業に集中できる静音性が大きなポイントです。
キーキャップ | シンプルで癖のないデザイン
Logicool G G515 RAPID TKL のキーキャップは、ロープロファイルの特徴を生かした 薄型デザインです。表面はサラサラとした質感で、一般的なキーキャップより指離れが良く、長時間のタイピングでも疲れにくい仕上がりです。
ただし、冬場や指先が乾燥している時期はわずかに滑りやすさを感じる ため、グリップ力を重視するユーザーはその点を理解しておくと安心です。
しかしながら、キー配置・高さのバランスが良いため、トータルでは非常に扱いやすいキーキャップと言えます。
Logicool G G515 RAPID TKL と Wooting 60HE+ を比較
性能 | 最大の違いは「ロープロファイル × サイズ感 × 操作性」
| Logicool G G515 RAPID TKL | Wooting 60HE+ | |
| サイズ | 85% (テンキーレス) | 60% |
| 押下圧 | 35g | 30g |
| ポーリングレート | 1,000Hz | 1,000Hz |
Logicool G G515 RAPID TKL と Wooting 60HE+ は、どちらも ラピッドトリガー対応の磁気式スイッチ搭載ゲーミングキーボードですが、用途やプレイスタイルに大きな違いがあります。
ロープロファイルかどうか (操作性の差が大きい)
- Logicool G G515 RAPID TKL : ロープロファイル(薄型)
指の移動量が少なく、自然な姿勢で操作できる
長時間プレイ・作業にも向く - Wooting 60HE+ : 通常の高さのキー(標準キーキャップ)
キーの高さがある分、押し込みの感覚がはっきりして競技向け
ただし長時間タイピングは人によって疲れやすいことも
操作の軽さ・姿勢の負担軽減では Logicool G G515 RAPID TKL、競技特化の確かな押し心地では Wooting 60HE+ という住み分けになります。
サイズの違い (85%TKL vs 60%)
- Logicool G G515 RAPID TKL : 85%(テンキーレス)
方向キーあり
Fキーあり
仕事&ゲームの両立がしやすい
タイピングや編集作業に強い - Wooting 60HE+ : 60%(最小クラス)
方向キーなし(Fn併用)
実用性より「ゲーム特化」に全振り
マウスの可動域は最大化される
実用性の高さでは Logicool G G515 RAPID TKL、eスポーツ特化の最小構成では Wooting 60HE+ という選択になります。
押下圧 (キーの軽さ)
- Logicool G G515 RAPID TKL : 35g
- Wooting 60HE+ : 30g
押下圧の違いはわずかですが、Wooting 60HE+ は「軽く触れただけで動く」を重視し、Logicool G G515 RAPID TKLはロープロとのバランスを取った操作しやすい軽さに調整されています。
迷った時はどっちを選ぶ?
結論 | 多くのユーザーには「Logicool G G515 RAPID TKL」が最適
2つのキーボードは方向性が異なるため、用途とプレイスタイルで選ぶのが最も失敗しない選び方 です。
Logicool G G515 RAPID TKL を選ぶべき人
- ロープロファイルで疲れにくい操作感が欲しい
- 仕事・クリエイティブ作業にも使いたい
- 保証2年で安心して長く使いたい
- 初めてのラピッドトリガー対応キーボードを試したい
- 安定感と静音性を両立したい
Logicool G G515 RAPID TKL は万人向けで、「ゲーム × 作業」どちらにも適した汎用性が強みです。
特にロープロファイルは慣れると快適性が高く、初めてゲーミングキーボードを買う人でも扱いやすい点が大きな魅力です。
Wooting 60HE+ を選ぶべき人
- ゲーム特化で最小サイズ(60%)が欲しい
- カスタマイズやチューニングを楽しみたい
- キーボードを「趣味」として深掘りしたい
- ゲーム中心で、仕事用途としては使わない
- 押下圧30gの超軽量キーを求めている
Wooting 60HE+ は競技性 × カスタマイズ性 に全振りしたモデルです。
キースイッチの調整や、ケース交換、内部改造など、「キーボードの沼」に魅力を感じるユーザーに向いています。その反面、方向キーがないなど実用性は犠牲になるため、完全にゲーム専用で使いたい人向けと言えます。
初めて買うならどっち?
- 扱いやすさ
- 静音性
- 配列の実用性
- 足りる機能
- 2年保証
これらの理由から、Logicool G G515 RAPID TKL のほうが圧倒的に失敗しにくい選択として、多くのユーザーにオススメできます。
Wooting 60HE+ は非常に優秀ですが、最大限楽しむには一定の知識と調整が必要で、初心者にとっては少しハードルが高く感じる場面もあります。
Logicool G G515 RAPID TKL の外見・デザイン
正面デザイン | ゲーミングすぎない上品なミニマルデザイン
Logicool G G515 RAPID TKL の正面は、余計な装飾を排したミニマルなデザインが特徴です。
- くっきり見やすいキー刻印
- 控えめなインジケーター類
- ブラックを基調とした落ち着いたカラーリング
これらによって、「ギラギラしたゲーミング感」がなく、オフィスやカフェで使っていても自然に馴染むゲーミングキーボードに仕上がっています。
RGBライティングをオフにすれば、完全に業務用キーボードのような雰囲気となり、仕事・クリエイティブ用途との相性も非常に良いです。
側面デザイン | 薄型ロープロファイルが際立つシャープなシルエット
Logicool G G515 RAPID TKL を側面から見ると、22mmという薄型ロープロファイルのシルエットがより際立ちます。
横方向にスッと伸びるシャープなラインは、一般的なメカニカルキーボードとは一線を画すスマートな印象で、デスクに置いたときの「スッキリ感」が段違いです。
また、側面には Logicool G のロゴが控えめに刻印されており、主張しすぎず、デザインのアクセントとして程よい存在感を出しています。横からは薄型キーが見えるため、「ロープロ × メカニカル」の独特なメカニカル感を感じられ、ゲーミングキーボードとしての個性もしっかり残っています。
底面デザイン | 無駄を省いたフラット構造と安定性の高いゴム脚
Logicool G G515 RAPID TKL の底面は、正面同様に無駄のないシンプルで実用的なデザインに仕上がっています。
底面には
- 5つの大型ゴム脚
- 2段階のスタンド (角度調整用)
が配置され、デスク上での安定感は非常に高いです。
また、フラットな土台部分は細かい 網目状(グリッドパターン) の加工が施されており、ホコリや水滴が付着しても滑りにくい構造になっています。シンプルながらも、実用性と安定性を両立した底面デザイン と言える完成度です。
キーキャップ | シンプルで癖のないデザイン
Logicool G G515 RAPID TKL のキーキャップは、外観としては非常にシンプルでクセのないデザインです。
薄型ロープロファイルに合わせたフラットでスタイリッシュな形状が特徴で、過度な装飾もなく、どんなデスク環境にも馴染みやすい見た目です。
キー刻印も視認性が良く、ミニマルながらLogicool Gらしい洗練された印象を与えるデザインとなっています。
Logicool G G515 RAPID TKL の設定方法
基本操作 | まずは G HUB をインストール
Logicool G G515 RAPID TKL の詳細設定は、公式管理ソフトウェア「G HUB」を使用します。
- Logicool 公式サイトから G HUB をダウンロード・インストール
- キーボードを PC に接続する
- G HUB が自動的にキーボードを検出し、クイックガイドが表示される
もし G HUB が認識しない場合は、G HUB を最新版にアップデートすることで解決するケースが多いです。
ラピッドトリガー設定 | 0.1mm単位の超細かい調整が可能
Logicool G G515 RAPID TKL の最大の特徴であるラピッドトリガー(RT)設定は、G HUB から簡単に調整できます。
設定手順
- G HUB 左側メニューの 上から3番目のアイコン を選択
- 「アクチュエーションポイント」と「リセットポイント(高速トリガー)」を調整
- 0.1mm単位で数値を変更し、反応速度を最適化
RT設定で何が変わるのか?
- アクチュエーションポイント
キーが「押された」と判定される深さ - 高速トリガー(リセットポイント)
キーが「戻った」と判定され、再入力可能になる深さ
この2つの数値を組み合わせることで、キーの反応スピード・戻りの速さを自分好みに調整できます。
おすすめ設定シーン
- FPS(VALORANT / APEX)
アクチュエーションを浅く、リセットポイントを浅めに
素早いストッピングや移動がしやすい - タイピングや作業多め
少し深めに設定
誤タッチが減り、安定性が上がる
ゲーム・仕事どちらにも対応できる柔軟な調整幅が大きな魅力です。
ライティング (照明効果) の設定
Logicool G G515 RAPID TKL のライティング設定は、G HUB 左側メニューの一番上にある「ライティングアイコン」を選択することで行えます。
ここでは RGB ライティングの色・明るさ・アニメーションなど、細かな調整が可能です。
SOCD設定 | 同時押し時の入力を4パターンから細かく制御
Logicool G G515 RAPID TKL は、SOCD(Simultaneous Opposing Cardinal Directions) の設定を細かくカスタムできます。これは、キャラクター操作で「左右・前後などの反対方向キーを同時に押した際、どの入力を優先するか」を制御する機能です。
G HUB の キー優先順位(SOCD設定)メニュー から設定でき、4パターンから選択できます。
キー設定 | 全キーを自由にカスタム可能。不要キーは無効化して誤操作防止
Logicool G G515 RAPID TKL のキー設定は、G HUB 上で各キーを選択することで行えます。各キーにアクション、ラピッドトリガーなど詳細な設定が可能です。使用しないキーなどは無効にでき、誤操作を防げます。
作業・ゲームごとのカスタムプロファイルを作っておくことで、用途に応じて一瞬で切り替え可能です。FPS・MMO・クリエイティブ作業など、あらゆるシーンで 効率的な操作が実現 します。
Logicool G G515 RAPID TKL の良い点と改善点
良い点 (メリット) | 薄型 × ラピッドトリガーの完成度が非常に高い
- 最新の高性能磁気式スイッチを搭載
0.1mm 単位で細かく調整可能 - ラピッドトリガーによる高速入力に対応
FPSでのストッピング・移動入力が段違いに快適 - 薄型ロープロファイル設計で負担が少ない
リストレスト不要で長時間でも疲れにくい - 静音性が高く、打鍵音が耳障りにならない
オフィス・VCでも安心 - 日本語(JIS)配列で普段使いも快適
タイピングとゲームの両立がしやすい - キー単位のカスタムが可能
誤操作防止・作業効率化・ゲーム特化設定がしやすい
実際に使ってわかる「強み」
Logicool G G515 RAPID TKL は、初めて磁気式スイッチに触れるユーザーにも優しい設計という点も大きなメリットです。
G HUB を普段使いしているロジクールユーザーであれば、新しいゲーミングキーボードでも直感的に設定でき、アクチュエーション/リセットポイントを自分のプレイスタイルに合わせて、すぐに最適化できます。
さらに、ゲーミング性だけでなく
- オフィスで使っても違和感がないデザイン
- タイピングしやすい日本語配列
- 動画編集・プログラミングなど作業にも向く静音性
など、1台でゲームも仕事もこなせる万能性を持っているのが強みです。
なぜ多くのユーザーにおすすめできるのか?
ロープロファイルの高速操作性と、ラピッドトリガーによる競技レベルの入力精度を両立しており、これまで別シリーズを併用していたユーザーでもこの1台で完結できる性能 を持っています。
- FPS特化
- 作業用
- 静音重視
- デザイン性重視
どの層にも刺さるバランスの良さがあり、特に「初めてラピッドトリガー搭載のキーボードを買う」という人には最適な選択肢です。
改善点 (デメリット) |多くは気にならないが、カスタマイズ性は控えめ
- ホットスワップ非対応 (キースイッチ交換ができない)
- ケース交換などの物理カスタマイズができない
- ロープロファイル特有のカスタム幅は狭い
カスタマイズ性は控えめだが「プロ仕様キーボード」としては妥当
Logicool G G515 RAPID TKL は、Wooting 60HE+ のように自由にスイッチを交換するタイプではありません。
- キースイッチ
- プレート
- ケース
などのハードウェア部分はカスタム非対応のため、物理的な改造を楽しみたいユーザーには向きません。
しかし、これは 「デメリットでありつつメリット」でもあります。Logicool G G515 RAPID TKL には、特に目立った改善点はありません。強いて言えばホットスワップ(キースイッチの交換)などに非対応で、カスタマイズ性が低いことです。
プロ仕様に作り上げられた改善すべき弱点がない程に、完成されたロープロファイルのゲーミングキーボードのため、大きなカスタマイズの必要性は感じさせません。
Logicool Gは競技仕様として完成度を優先している
- 薄型ロープロファイル
- 高速ラピッドトリガー
- 極めて安定したキー構造
- 高い静音性と一貫した打鍵感
これらを実現するためには内部構造を固定し、一貫した品質を確保する必要がある ため、敢えてホットスワップ非対応にしている部分があります。
つまり、「買ってすぐ最強の状態で使える」ことを優先した設計思想です。
カスタム好きには不向きだが、一般ユーザーには問題なし
もしあなたが
- 自作キーボードを作りたい
- キースイッチ交換を楽しみたい
- 打鍵音や内部パーツをカスタムしたい
というタイプなら、Logicool G G515 RAPID TKL は向かない可能性があります。
一方で、
- ゲームの操作性能を最優先
- ラピッドトリガーを最大限体感したい
- デスクも仕事もこれ1台でこなしたい
- 初期状態で完成されたキーボードが欲しい
という人にとっては、改善点はほぼ気にならず、むしろ「完成度の高さ」の方が際立ちます。
まとめ | 薄型 × ラピッドトリガー × 静音性が融合した完成度の高い一台
Logicool G G515 RAPID TKL は、ラピッドトリガー搭載の磁気式スイッチと薄型ロープロファイル設計を組み合わせた、非常に完成度の高いゲーミングキーボードです。
FPSで求められる高速入力や正確なストッピング性能はもちろん、日本語配列による快適なタイピング性能、静音性の高さ、そしてゲーミングキーボードとは思えないスタイリッシュな外観により、「ゲーム」と「仕事」どちらのシーンにも自然に馴染む万能モデルに仕上がっています。
また、専用ソフトウェア G HUB を使えば
- ラピッドトリガー調整
- キーごとのアクチュエーション調整
- ライティング設定
- プロファイル切り替え
など多彩なカスタマイズが可能で、用途ごとに最適化した設定を「ワンクリック」で呼び出せるのも大きな強みです。耐久性や静音性、薄型による疲れにくさなど、ハードウェア面の完成度も高く、購入後の不満が出にくいゲーミングキーボードと言えるでしょう。
Logicool G が長年培ってきたノウハウを詰め込み、ユーザーの「こうあって欲しい」をそのまま形にしたようなモデルがこの Logicool G G515 RAPID TKL です。
気になる方は、ぜひ一度実際に触ってみてください。この記事があなたのキーボード選びの参考になれば幸いです。




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