Wi-Fiでゲームをしていて、「昨日まで問題なかったのに急にラグが出る」「pingが不安定になった」そんな状況は、ゲームをプレイする上で非常に困る問題です。
このようなトラブルは、回線そのものではなく、Wi-Fi環境や通信経路、PC側の変化が原因になっていることが多くあります。
そこで今回は、Wi-Fiで急にpingが高くなる代表的な原因と、今すぐ試せる改善方法を分かりやすく解説します。回線を疑う前に、まずは改善できる可能性があるポイントから順番に確認していきましょう。
目次
Wi-Fiで「急に」pingが高くなるのはなぜ?
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Wi-Fiのpingが高くなるトラブルは、最初から通信環境が悪かったとは限りません。「昨日までは普通に遊べていた」という状態から、ある日を境に突然ラグや不安定さが発生することもあります。
これは、回線速度の問題ではなく、Wi-Fi環境・アクセス先(通信経路)・ゲーミングPC側の状態に何らかの変化が起きたサインです。
Wi-Fiは複数のデバイスや設定が関係して成り立っているため、そのうち一つでも小さな不具合や変化が起きると、スムーズなデータ転送が妨げられ、結果としてpingが高くなりラグが発生します。
次に、Wi-Fiのpingが急に高くなりラグが発生する主な原因を確認していきましょう。
Wi-Fiで急にpingが悪化する主な原因
Wi-Fiのpingが急に悪化した場合、回線そのものよりも、周囲の通信環境やデバイスの状態、ゲーミングPC側の変化など、いくつかの要因が重なって発生している可能性があります。
周囲のWi-Fi干渉が増えた
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Wi-Fiのpingが急に高くなった原因として多いのが、周囲のWi-Fi干渉が増えたケースです。
Wi-Fiは同じ周波数帯を複数の機器で共有する仕組みのため、通信するデバイスが増えると、一つあたりに使える通信量が減り、pingの不安定化やラグが発生しやすくなります。
例えば、ゲーミングPCを新たに追加したり、スマートフォンやタブレット、スマート家電などWi-Fi接続のデバイスが増えた場合、気付かないうちに通信が混雑していることがあります。
また、自宅内だけでなく、近隣のWi-Fi利用状況が変わった影響で、干渉が強くなるケースもあります。Wi-Fiに接続しているデバイスや利用状況に変化がなかったか、一度確認してみましょう。
ルーターやアクセスポイントの動作不安定
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Wi-Fiのpingが急に高くなった原因として、ルーターやアクセスポイントの動作不安定も考えられます。
Wi-Fiルーターは24時間稼働し続けているため、長時間使用することで内部処理が不安定になり、通信が一時的に乱れることがあります。
特に、電源を入れたまま何日も再起動していない場合や、設置場所に熱がこもりやすい場合は注意が必要です。処理が追いつかなくなると、動作の乱れによってpingの上昇やラグが発生します。
また、ファームウェアの自動更新後や設定変更の影響で、一時的に通信が不安定になることもあります。最近ルーター周りに変更がなかったかを振り返り、まずは再起動や設置環境の見直しを行ってみましょう。
PC側の無線通信(Wi-FiやNIC)が不安定になっている
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Wi-Fiのpingが急に高くなった場合、PC側の無線通信が不安定になっている可能性も考えられます。ゲーミングPCに内蔵されているWi-FiやNICは、ドライバ更新やOSアップデート、スリープ復帰後などをきっかけに、動作が不安定になることがあります。
また、長時間の使用による内部処理の乱れや、バックグラウンドで通信を行うソフトの影響によって、Wi-Fi接続の安定性が低下することもあります。その結果、データ転送が途切れやすくなり、pingの上昇やラグが発生します。
最近ゲーミングPC側で更新や設定変更を行っていないかを確認し、Wi-Fiに関わるドライバや動作状況を一度見直してみましょう。
ゲーム中に地域サーバーが変わっている
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Wi-Fiでpingが急に高くなった場合、ゲーム中に接続される地域サーバーが意図せず変わっている可能性も考えられます。ロビー画面では安定していても、マッチングや試合開始の直前にpingが跳ね上がる場合は、別の地域や海外サーバーに接続されている可能性が考えられます。
また、サーバー自体は国内であっても、接続ルートが最適化されていないことで、遠回りな通信経路を通っていることもあります。このような状態では、通信遅延が発生しやすく、ラグやpingが上昇する症状が起きます。
特定のゲームタイトルや試合だけ急にpingが高くなる場合は、サーバーや接続経路に問題がないかを疑ってみましょう。
すぐに試せる簡単な改善方法
Wi-Fiのpingが高くなった場合でも、設定を大きく変更せずに改善できることがあります。
まずは手短に試せる対処から順番に確認し、Wi-Fi環境や接続状態が安定するかを見ていきましょう。
Wi-Fiルーター・PCを一度再起動する
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Wi-Fiでpingが高くなった場合、まず最初に試したいのが、Wi-FiルーターとゲーミングPCの再起動です。ルーターやゲーミングPCは長時間稼働し続けることで、内部処理が乱れたり、一時的な通信エラーが発生することがあります。その状態が続くと、データ通信の応答が遅れ、pingの上昇やラグが発生しやすくなります。
一度電源を切って再起動することで、内部の処理がリセットされ、通信状態が安定することは少なくありません。特に、数日以上再起動していない場合は、症状が改善するケースも多く見られます。設定を変えずにできる最も簡単な改善方法なので、最初に必ず確認しておきましょう。
Wi-Fiの周波数帯(2.4GHz / 5GHz)を確認する
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Wi-Fiの周波数帯の選択が原因により、pingが高くなりラグが発生する場合があります。Wi-Fiには主に2.4GHzと5GHzの2種類があり、それぞれ特性が異なります。
2.4GHzは障害物に強い反面、電子レンジや他のWi-Fiと干渉しやすく、通信が混雑するとpingが不安定になりがちです。
一方、5GHzは干渉が少く通信速度も安定しやすいため、ゲーム用途では有利な場合が多くあります。ただし、距離や壁の影響を受けやすいため、ルーターから離れすぎると逆に不安定になることもあります。
現在どちらの周波数帯でWi-Fiに接続しているかを確認し、可能であれば5GHzに切り替えて、pingやラグの変化を確認してみましょう。
地域サーバーを固定する
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Wi-Fiでpingが高くなる原因の一つに、接続される地域サーバーが安定していないケースがあります。ゲームによってはマッチングのたびに接続先サーバーが変わり、結果として遠い地域や非効率な通信ルートを通ってしまうことがあります。
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この対策として有効なのが、VPNなどを使って地域サーバーを固定し、通信経路を安定させる方法です。中でもExitLagは、ゲーム専用に最適化された軽量ツールで、eスポーツ選手やプロゲーマーも使用しています。自動で最適な通信ルートを選択してくれるため、初心者でも簡単に使用でき、pingの低下やラグの軽減が期待できます。
マッチングのたびにpingが大きく変わる場合は、地域を固定して通信経路を最適化する手段としてExitLagの利用を検討してみましょう。
Wi-Fiが不安定なら有線化を試す
Wi-Fiの設定や環境を見直してもpingやラグが改善しない場合は、接続方法そのものを変えることで安定することがあります。
Wi-Fiはどうしても周囲の影響を受けやすいため、可能であればLANケーブルを使用した有線接続に切り替えることで、回線の安定性が大きく向上します。ここでは、すぐに試せる有線化の方法を順番に確認していきましょう。
直接LANケーブルで接続できるなら最優先
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Wi-Fiでpingやラグが発生している場合、最も効果が高く、優先して試したいのがLANケーブルによるゲーミングPCとの有線接続です。有線接続はWi-Fiと違い、電波干渉や周囲の利用状況の影響を受けにくく、回線が安定しやすいという大きなメリットがあります。
特にFPSや対戦ゲームでは、pingの安定性がプレイの快適性に直結するため、可能であれば有線接続が最も安定しやすい方法です。ルーターからゲーミングPCまでLANケーブルを直接接続するだけで、pingが下がったり、ラグが解消されるケースも少なくありません。
Wi-Fi設定を細かく調整する前に、まずは一度、有線接続で症状が改善するかを確認してみましょう。
Wi-Fiを有線化して接続する
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Wi-Fi環境でpingやラグが改善しない場合でも、直接LANケーブルを引けない環境では「Wi-Fiを有線化する方法」が有効になることがあります。方法としては、Wi-Fiルーターから中継器(またはメッシュWi-Fi)までは無線で接続し、中継器からLANケーブルを使用してゲーミングPCを有線接続します。
この方法では、ゲーミングPCが不安定になりやすい無線通信を使わずに済むため、PCを直接Wi-Fi接続するよりも回線が安定することがあります。特に、PC内蔵のWi-Fi機能やNICの品質に左右されにくくなる点が大きなメリットです。
壁に穴を開けられない賃貸住宅や、長いLANケーブルの配線が難しい環境でも導入しやすく、現実的な改善策として試す価値があります。完全有線接続が難しい場合の有力な選択肢として把握しておきましょう。
有線接続でもpingが高い場合は通信デバイス側を確認
Wi-Fiから有線接続に切り替えてもpingやラグが改善しない場合は、「通信デバイス側」に原因が残っている可能性があります。
LANケーブルや回線自体に問題がなくても、PC側の通信機器やルーターの状態によって、通信が不安定になることは珍しくありません。ここでは、有線接続でもpingが高いままの場合に確認しておきたいポイントを順番に解説します。
USB-LANアダプタを使用して比較する
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有線接続でもpingやラグが改善しない場合は、USB-LANアダプタを使って通信環境を比較してみるのが有効です。ゲーミングPCに搭載されているLANポートやNICは、相性や劣化、ドライバの影響によって通信が不安定になることがあります。
USB-LANアダプタを使用すれば、別の通信経路を簡単に追加できるため、PC本体のLAN機能に問題があるかを切り分けできます。接続方法を変えただけでpingが安定するケースも少なくありません。
設定も差し込むだけで使える製品が多く、専門知識がなくても試しやすい点がメリットです。有線でも改善しない場合の手段として確認しておきましょう。
ゲーミングPC側の通信関連トラブル
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有線接続やUSB-LANアダプタを試してもpingやラグが改善しない場合は、ゲーミングPC側の通信関連トラブルも疑ってみましょう。OSの不具合やドライバの破損、バックグラウンドで動作している常駐ソフトが、通信処理に影響を与えているケースがあります。
また、ストレージの空き容量不足や高負荷状態が続くことで、通信処理の応答が遅れ、pingの不安定化につながることもあります。一見ネットワークの安定性とは無関係に見える不調でも、結果としてラグの原因になることがあります。
最近OSアップデートや設定変更を行っていないかを確認し、不要な常駐ソフトの停止や再起動を行い、ゲーミングPC全体の動作状況を見直してみましょう。
Wi-Fiルーターの不具合や劣化
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有線接続やゲーミングPC側の対策を行ってもpingやラグが改善しない場合は、Wi-Fiルーター自体の不具合や劣化も原因として考えられます。Wi-Fiルーターは24時間365日稼働し続ける精密機器のため、使用年数が長くなるほど内部パーツの劣化や処理能力の低下が起こりやすくなります。
特に2〜3年以上使用しているルーターでは、通信処理が追いつかず、一時的なpingの上昇やラグが発生する症状が起きても珍しくありません。また、ファームウェアの不具合や自動更新後の影響で、動作が不安定になることもあります。
レンタルルーターを使用している場合は、サポート窓口に相談して交換対応が可能か確認してみましょう。市販ルーターの場合も、長期間使用しているなら不具合を疑い、ネットワークの安定性に影響していないかを確認することが大切です。
回線が原因の可能性が高いパターン
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ここまで紹介したWi-Fi環境や機器、ゲーミングPC側の対策をすべて試しても改善しない場合は、インターネット回線そのものが影響している可能性も考えられます。
しかし、この段階で別のプロバイダー(回線サービス)への変更を急ぐ必要はありません。まずは「回線が原因かどうか」を判断するために、いくつかの分かりやすい症状を確認することが重要です。ここでは回線由来の可能性が高い代表的なパターンを紹介します。
有線でも無線でもpingが変わらない場合
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Wi-Fi接続からLANケーブルによる有線接続に切り替えても、pingやラグの状態がほとんど変わらない場合は、インターネット回線そのものの品質が影響している可能性も考えられます。接続方法を変えても改善が見られない場合、Wi-Fiや機器側の問題である可能性は低くなります。
日常的な例で言えば、どれだけ太いホースを使っても、元の水の出が少なければ勢いが強くならないのと同じです。インターネット回線も同様に、元の回線品質に余裕がない場合は、接続方法や設定を工夫してもpingの改善が起きにくくなります。
まずは有線・無線の両方で症状が変わらないかを確認し、回線が原因かどうかを判断するための一つの目安として捉えてみましょう。
特定の時間帯だけpingが高くなる場合
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特定の時間帯だけpingが高くなったりラグが発生する場合は、インターネット回線の混雑が影響している可能性も考えられます。一般的に、夜7時〜10時前後はインターネット利用者が増えやすく、通信が集中しやすい時間帯です。
この時間帯だけゲームのpingが高くなり、深夜や早朝には安定している場合は、回線サービス側で混雑が発生している可能性があります。プロバイダーによっては、利用者が増える時間帯に通信処理が追いつかず、速度や応答が不安定になることもあります。
まずは時間帯によってpingやラグの状態に差が出ていないかを確認し、回線が影響しているかを判断するための一つの目安として捉えてみましょう。
まとめ|Wi-Fiで急にラグが出たら原因を切り分けよう
Wi-Fiで急にpingが高くなったりラグが発生する場合でも、原因を順番に探っていけば改善できるケースは少なくありません。重要なのは、最初から回線やプロバイダーを疑うのではなく、Wi-Fi環境やデバイス、ゲーミングPC側の状態など、身近なポイントから確認していくことです。
まずはWi-Fi干渉やルーターの動作、ゲーミングPC側のWi-Fi通信状態を確認し、再起動や周波数帯の見直しなど、簡単に試せる対策から行いましょう。それでも不安定な場合は、LANケーブルでの有線接続やWi-Fiの有線化を試し、通信デバイス側の影響を切り分けることが大切です。
すべて試したうえで、有線でも無線でも改善しない、時間帯によって大きく差が出る場合のみ、インターネット回線が影響している可能性を考えてみましょう。一つずつ原因を整理することで、Wi-Fiのラグやping問題を冷静に判断し、スムーズに改善を行えます。


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